畳から無垢フローリングへのバリアフリーリフォーム

古民家ゲストハウスAndanteSmiles
Screenshot

昔ならでは床の間、フローリング前の写真
施工途中下地処理①
施工途中下地処理②
無垢フローリング完成

※私は無垢材のサクラでUVカット処理済みのフローリングを採用しました。

【価格6畳二間、材料費大工工賃込み17万円程度】

〜古民家でも増える“畳離れ”の理由とは?〜

近年の住宅事情では、畳の部屋が減り、新築住宅の多くがフローリングを採用しています。

それは都市部だけではなく、私のように古民家を再生している現場でも同じです。
実際に「畳からフローリングへ張り替えたい」という相談は年々増えているように感じます。

では何故、畳離れが進んでいるのでしょうか?


畳からフローリングへ変える理由

① 畳替えの手間と費用

畳は定期的に表替えや交換が必要になります。
一見すると自然素材で長持ちするイメージがありますが、実際には地味に維持費が掛かる。

特に古民家の場合、部屋数が多い。
そのため、畳替えの費用も大きくなりやすいです。


② 掃除が楽

フローリングは掃除機やモップが掛けやすく、日常清掃がかなり楽になります。

畳は隙間に埃が入り込みやすく、飲み物をこぼした時なども気を遣います。
宿泊施設やペットのいる家庭では、フローリングの管理のしやすさは大きなメリットです。


③ 見た目がスッキリする

現代のインテリアは、家具や家電の多くがフローリング前提でデザインされています。

そのため、
・家具配置がしやすい
・空間が広く見えやすい
・ホテルライクな雰囲気を作りやすい

という理由から、フローリングを好む人が増えています。


④ 一度施工すると維持が楽

畳は消耗品ですが、フローリングは一度施工すると長期間使用できます。

特に無垢フローリングは、経年変化による色味や風合いも魅力のひとつ。
傷さえも“味”として楽しめる素材です。


フローリング化のデメリット

もちろん、良いことばかりではありません。

材料費が高騰している

近年は木材価格の高騰により、フローリング材もかなり高額になっています。

特に無垢材は高価で、広い古民家ほどコスト差が大きくなります。


DIY難易度が高い

畳からフローリングへ変更する場合、意外と難しいのが“レベル調整”。

床の高さがズレると、
・歩いた時に違和感が出る
・建具が干渉する
・段差が生まれる

などの問題が発生します。

見た目以上に、下地処理が重要なリフォームです。


傷や劣化の問題

複合フローリングは経年劣化で表面が剥がれる場合があります。

逆に無垢材は、
・反り
・あばれ
・隙間

など、天然木ならではの特徴が出る場合もあります。

素材によって性格が大きく違うため、用途に合わせた選択が重要です。


畳からフローリングへ張り替える際のポイント

レベル(高さ)を合わせる

リフォームで最も重要なのが床の高さ調整。

バリアフリー化を意識し、できるだけ段差をなくすことで生活しやすい空間になります。


断熱処理を忘れない

古民家は床下から冷気が入りやすい。

そのため、施工時にスタイロフォームなどの断熱材を入れておくと、冬場の快適性が大きく変わります。

せっかく床を剥がすなら、このタイミングで断熱施工をおすすめします。


水回りは特に注意

トイレや洗面所では、
・水跳ね
・尿シミ
・湿気

などにより劣化しやすくなります。

素材選びや、マット・ラグでの保護も重要です。


それでも畳の空間は落ち着く

ここまでフローリング化について書いてきましたが、やはり畳には独特の落ち着きがあります。

だからこそ私は、
「全部をフローリングにする」のではなく、

・一部屋だけ畳を残す
・小上がり和室を作る
・畳スペースを一角に残す

そんな選択肢も良いと思っています。

古民家だからこそ、“和”を少し残す。
その空気感は、現代住宅にはない魅力になります。 


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まとめ

畳からフローリングへのリフォームは、

・掃除のしやすさ
・維持管理の楽さ
・現代的なインテリアとの相性

など、多くのメリットがあります。

しかし同時に、
・材料費
・施工難易度
・素材選び

など考えるべき点も多いリフォームです。

そして何より、畳には畳の良さがある。

古民家だからこそ、
「全部変える」のではなく、
“残す美しさ”も大切なのかもしれません。

またせっかくのフローリング仕上げ。素敵なオーダー家具などに出会えれば幸福度が増しますね。

#AndanteSmiles

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投稿者:AndanteSmiles

AndanteSmilesは、 宿泊施設でも、観光施設でもありません。 ここは、時間の流れそのものを体験するための場所。 ⸻カンタービレ、アンダンテ、モデラート。 三つの名前は、それぞれ異なる“速さ”を持っています。 火のある時間。 静けさに戻る時間。 整えられた日常の時間。 そのどれもが、ただの滞在ではなく 「感じるための時間」として存在しています。 ⸻ この場所には、完成という概念がありません。 少しずつ手を加えながら、少しずつ変化し続けていく。 それは未完成ではなく、進行している状態そのものが完成であるという考え方です。 ⸻ 薪の火、木の梁、屋久杉のテーブル。 ヒノキ風呂、星空、風の音。 そして、何もしない時間。 ここにあるのは、特別なサービスではなく 記憶として残る体験そのものです。 ⸻ AndanteSmilesは、 「泊まる場所」ではなく「思い出し続ける場所」でありたいと考えています。 ⸻ もしこの場所に意味があるとすれば、 それは“何かをするため”ではなく、 ただ在ることの価値を思い出すための場所であることです。筆者:AndanteSmiles

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